2022年07月18日 08時00分 公開
特集/連載

ゼロトラスト戦略が攻撃経路の把握に有効な理由ソリューションではない

セキュリティを確保するには攻撃経路の把握が欠かせない。だがそれは容易ではない。ここにゼロトラスト戦略を組み込むべき理由を説明する。

[Paul HollandComputer Weekly]

 攻撃経路の把握は複雑な作業になる。システムを保護するプロセスの簡素化が必要だ。

 この問題を解決する方法の一つがゼロトラスト戦略だ。

 優れたゼロトラスト戦略は、多くのサイバー攻撃で使われるラテラルムーブメントを阻止する。ゼロトラスト戦略の一環としてIT環境を見直す機会は、データ、機器、システムの相互作用を把握するのにも役立つ。

 強力なセキュリティオペレーションセンターのサポートを受ければ、環境とその内部で起こっていることを把握できる。

 ゼロトラストについて知っているという人は多い。だが誤った情報もある。

 ゼロトラストは戦略であってソリューションではない。

 ゼロトラストでは、データ、資産、アプリケーション、サービス(DAAS:Data, Assets, Application or Services)というリソースレベルから始めて、外側から内側、内側から外側へとセキュリティの重点を切り替えていく。

 各リソースをその重要度に見合った方法で保護することで、きめ細かい制御と可視化が実現する。攻撃者が他のリソースを攻撃する能力も制限される。各リソースへのアクセスはそれぞれ信頼できないものとして再開されるため、検証を必要とするリクエストが起動される。

 ゼロトラスト戦略を活用して適切な運用環境を実装し、その環境を適切な技術で支えればセキュリティ体制を強化できる。重要なのは、新しいリソースのセキュリティを迅速かつ簡単に確保できるというメリットが追加され、企業が切望する変化を後押しするのに役立つことだ。

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