セキュリティを強化するには、セキュリティツールを増やすよりも統合する方が有効な場合がある。どうすればいいのか。セキュリティツール統合の4つのポイントとは。
セキュリティの世界では次々に新しいツールが登場し、ベンダーは「これを使えば脅威の検出率が向上する」と訴求する。しかしそうしたセキュリティツールの数を増やすことが、必ずしも防御力の強化につながるとは限らない。むしろ、セキュリティ運用が複雑になり、脆弱(ぜいじゃく)性の温床になる可能性もある。ポイントは、セキュリティツールの統合だ。どうすれば、実現できるのか。
セキュリティを強化するためには、個々の製品を次々と追加導入し、脅威検出率のわずかな向上を追い求めるのではなく、統合と効率化に注力すべきだ。具体的な施策は以下の通り。
これらの施策は、成果を重視したセキュリティ戦略を構築するのに役立つ。セキュリティツールを無計画に増やすのでは、成果を最大化することはできない。セキュリティの原点は、「ツールは何のために導入し、どうすれば最大の成果を引き出せるか」を考えることだ。ツールの厳選はその肝になる。ツールの数を減らしてセキュリティを簡素化することが、結果的にはリスク軽減にも直結するはずだ。
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