サブネットの作成の基本は、オンプレミスインフラでもクラウドインフラでも変わらない。両者で共通する部分と異なる部分を確認しよう。
ネットワークをより小さな単位「サブネット」に分割するサブネット化はオンプレミスインフラでもクラウドインフラでも重要だ。どちらで構築する場合でも、サブネットを作成して管理するプロセスは類似している。だが、幾つかの違いはある。オンプレミスインフラとクラウドインフラで、サブネットの作り方がどのように異なるのかを解説する。
オンプレミスインフラでの一般的なサブネット作成プロセスは以下の通りだ。
クラウドネットワークでもこれらの手順はあまり変わらない。ただし、クラウドサービスベンダーが自動化ツールを提供しており設定や管理が容易になることがある。その場合、サブネットの設定は、コンソールから数回クリックするか、コマンドを入力するだけで完了する。
一般的にクラウドネットワークでサブネットを追加する手順については次の通りだ。
クラウドサービスベンダーによっては、サブネットを配置するアベイラビリティーゾーン(リージョンを構成するデータセンター群)やセキュリティグループなどとの関連付けといったオプション機能をサブネット作成時に提供することもある。
後編ではサブネット作成時の注意点を解説する。
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