2011年07月05日 09時00分 UPDATE
特集/連載

Windows 7の簡略版がついに登場旧式PCでWindows 7の機能を実現する「WinTPC」リリース開始

Windows 7の簡略版「Windows Thin PC」がリリースされた。メモリやCPUの性能不足からWindows 7をインストールできないPCでも、これを使えばWindows 7の機能を利用することができる。

[Bridget Botelho,TechTarget]

 IT部門が新しいハードウェアに投資することなくOSをアップグレードしたい場合、実質的なWindows 7の簡略版を使うという選択肢がある。

 「Windows Thin PC」(WinTPC)は製造工程向けリリース(RTM)が完成し、7月1日から正式版のダウンロード提供が開始される。「Thin」という名称は付いているが、シンクライアント端末向けではない。WinTPCは簡略版のWindows 7であり、メモリやCPUの性能不足からWindows 7のフルバージョンには対応できない旧式のWindows XP搭載PC向けとなる(参考:Windows 7の機能縮小版「Windows Thin PC(WinTPC)」は価値も縮小版?)。

 「ThinComputing.Net」のサイトを運営するデスクトップ仮想化の専門家、マイケル・ロス氏によると、IT専門家はメモリ1Gバイトや512Mバイト、シングルまたはデュアルコアのローエンドCPUを搭載したPCを再利用できるようになる。「こうしたPCはPCとしては最悪だが、パフォーマンスの観点から(素晴らしい)シンクライアントになる」と同氏。

 WinTPCはまた、Windows Embeddedと同じWrite Filter機能を搭載している。つまり、ユーザーまたはウイルスがシステムにどんな変更を加えたとしても、端末を再起動すれば元に戻るという。

 黄ばんだCompaqマシンでWindows 7を実行するというのは斬新に思えるかもしれないが、Virtual Desktop Access(VDA)のためのシンクライアントハードウェアに投資したくない企業にとって、これは理想的だとMicrosoftは言う。シンクライアントで仮想デスクトップを実行するために必要なVDAライセンスが、WinTPCでは不要となればなおさらだ。

 米調査会社Gartnerのアナリスト、マーク・マーゲビシャス氏は言う。「もはやPCを持たなくなることに価値がある。WinTPCは、ハードウェアを入れ替えることも、VDTライセンスを購入することもなく実行できる。Microsoftの顧客は、ネットワークから直接起動できるWindows簡略版のメリットを享受できる」

関連ホワイトペーパー

Windows 7 | シンクライアント | 仮想化 | .NET


この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news071.jpg

ビジネスサーチテクノロジ、ECサイト内検索ガジェット「ポップファインド」を提供開始
ビジネスサーチテクノロジは、ECサイト内検索ガジェット「ポップファインド」の提供を開...

news018.jpg

刺さる企業動画とは? ONE OK ROCK出演のHondaJet CMがブランド部門1位──エビリー調査
エビリーは2018年第1四半期のYouTube企業動画ランキングを発表。ONE OK ROCK出演の本田技...

news020.jpg

「ABMは営業視点のマーケティング」の真意とは?――庭山一郎氏×佐久間 衡氏
日本のB2Bマーケティングをけん引する論客2人が、ABMで成果を出すための本質的な考え方に...