Facebookが主導するデータセンターの「ノーブランド化」「Open Compute Project」がSDN分野に参入

「Interop 2013」の基調講演では、Open Compute Projectがネットワーク分野に拡張すると発表された。これによりデータセンター業界のOpenFlow/SDNへの流れが加速する可能性がさらに高まった。

2013年06月19日 08時00分 公開
[Gina Narcisi、Shamus McGillicuddy,TechTarget]

 米Facebookの技術者がデータセンターの機器用に作成したオープンなハードウェアデザインカタログである「Open Compute Project」(以下、OCP)は、その対象が拡大し、トップオブラック(ToR)スイッチも含まれることになった。

 Facebookでハードウェアデザインとサプライチェーンオペレーションを担当するフランク・フランコブスキー副社長は、「Interop 2013」の基調プレゼンテーションで、OCPをネットワーク分野に拡張する方針を明らかにした。今回のプロジェクト拡張の狙いは、任意のネットワークOS上で動作するスイッチを設計し、データセンター運用者がネットワーク内でハードウェアとソフトウェアを切り離せるようにすることにある。

 「今、何か新しいことをやらなければ“インターネットを拡張し人々に素晴らしいエクスペリエンスを提供する”という目標に対して、独自仕様の閉鎖的な技術開発手法が制約要因になる可能性がある」とフランコブスキー氏は語る。

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