2015年12月30日 08時00分 UPDATE
特集/連載

「使いたければ全部買い替え」は解決するのか?広がるハイパーコンバージドシステムの選択肢、製品選択のポイントは? (1/2)

ハイパーコンバージドシステムには、容量、処理能力、ベンダーロックインなど、何かと面倒な制約があった。しかし、その問題にベンダーが対処することで、企業は多くの選択肢を検討できるようになった。

[Eric Slack,TechTarget]
kn_ttus1230_01.jpg システムを構成するハードウェアからソフトウェアまで一括して導入できるハイパーコンバージドは「簡単便利」の一方で「選択の自由」がない

 ハイパーコンバージド市場で現在提供している製品は、自己完結型で初期設定が不要なシステムがほとんどだ。一般的に、このシステムは単独のベンダーが販売し、販売元のベンダーかインテグレータのブランドを付けている。システムには、ハードウェア、ソフトウェア、管理機能、総合的なサポートといったコンピューティングインフラの構築に必要なものを全てそろえている。

 一般的なハイパーコンバージドシステムは、複数の物理的なアプライアンスモジュールで構成している。これらのモジュールでは、ノードと呼ぶスケールアウトトポロジーを採用している。各ノードには、ストレージ、計算エンジン、ネットワークコンポーネントの他、ほとんどの場合で、ハイバーバイザを含んでいる。なお、ハイパーコンバージドにおいて必須ではないものの、主要な製品では最低1つのハイパーバイザーのオプションを用意している。2つ以上のオプションを提供する製品も少なくない。

 一般的なアプライアンスは、1〜4台のノードを含んでいる。各ノードは、ボディを共有するCPUとメモリを備えた独立したサーバだ。ハイパーコンバージドクラスタでは、4〜16台のノードを持つものが多い。ノードの数に制限を設けていないクラスタもある。ハイパーコンバージドインフラは、仮想SANまたはクラスタ化したファイルシステムソフトウェアを活用することで、複数のノードでストレージを共有している。

       1|2 次のページへ

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news008.jpg

伊藤忠テクノソリューションズ藤岡良樹氏が語る、老舗大手SIerにマーケティングが必要になった理由
30年にわたりIT系B2B企業のマーケティング支援に携わってきたエキスパートが、マーケティ...

news085.jpg

スマートスピーカー対応の広告配信ネットワークを構築して音声広告配信、博報堂DYメディアパートナーズなど3社
博報堂DYメディアパートナーズなど3社は、スマートスピーカーなどで提供されるニュースコ...

news012.jpg

スマホネイティブの情報収集行動は「スクショ」「いいね!」――博報堂調べ
「スマートフォンユーザー情報行動調査2018」の結果が発表されました。スマートフォンの...