コンテナは、業務をこなすために必要な最低限のリソースのみを配備したアプリケーションロジックのコンポーネントを格納する。仮想マシン(VM)と異なり、コンテナはOSを必要としない。OSリソースはAPI経由で呼び出される。(続きはページの末尾にあります)
Red Hatは検証用に「Red Hat OpenShift」の無償プランを用意している。この無償プランは、Salesforceが廃止した「Heroku」無償プランの代わりになるのか。
1つのソフトウェアに無償の「オープンソース版」と有償の「商用版」がある場合、企業はどちらを選択すべきだろうか。無償版と有償版のコンテナ管理ツール「Kubernetes」と分散ストレージツール「Ceph」をそれぞれ比較する。
クラウドベンダーは自社のクラウドサービスを開発者に試してもらうために、期間無制限で使える無料プランを用意している。OracleとAWSの無料プランの違いとは。
大手金融機関Nationwideは、Red Hatの技術を用いてリアルタイムデータの活用を進めている。当初同社が抱えていた課題から、導入した仕組み、成果までを解説する。
異なるインフラ間の差異を「ハイパーコンバージドインフラ」(HCI)が吸収するのではないか――。専門家の間でこうした見方が広がり始めている。HCIに何が起きているのか。HCIの動向を整理し、これからを予測する。
「Java」でアプリケーションを開発する際、適切なライブラリを選ぶと、より優れた機能を効率的に実装しやすくなる。Javaライブラリ選びのポイントを7つ紹介する。
ベンダーは「HCI」(ハイパーコンバージドインフラ)でコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」を利用しやすくする取り組みを活発化させている。HCIとKubernetesにどのような可能性を見込んでいるのか。
今や、開発現場においてコンテナ技術の活用は珍しいものではない。Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションツールの活用が進んでいるが、導入や運用など煩雑な面もある。そうした面倒を手っ取り早く解決する方法があるという。
アプリケーションを稼働させる手段として普及した「コンテナ」。仮想マシンとは何が違い、どのように使い分ければよいのか。コンテナを安全に運用するために注意すべきこととは。コンテナ活用のヒントを紹介する。
データセンターの円滑な運用には、サーバのOSの定期的な移行が欠かせない。OSを選定する上で有力な選択肢となるのが「Linux」だ。データセンターでLinuxが広く使われている背景には、何があるのか。
コンテナを実行する環境として、ベアメタルと仮想化環境が考えられる。当然ながらどちらにもメリットとデメリットがある。自社が重視すべき要件は何か。
レガシーシステムをコンテナでマイクロサービス化することがトレンドの一つになっているが、それが常に最良の方法というわけではない。企業はコンテナとどう向き合うべきなのか?
「マイクロサービスアーキテクチャ」に基づくアプリケーションを開発する際、重視すべきこととは何だろうか。主要な3つの項目を紹介する。
Dockerは優れた技術だが、開発者個人が使うだけなら問題なくても企業レベルになると問題が生じる可能性がある。Dockerのメリットを最大限に引き出し、リスクを回避するため、企業が注意すべきこととは?
Broadcomが「VMware Tanzu Platform 10」を発表するなど新たな方針を打ち出す中で、VMware製品の今後の見通しは依然として不透明だ。専門家やユーザー企業は状況をどう見ているのか。
今や誰もがコンテナを前提に話をする。確かにコンテナには多くのメリットがある。ではアプリケーションのモダナイズに際して、皆コンテナ化に取り組んでいるのだろうか。
JCPの委員長を務めるバンチュラ氏は、Computer WeeklyのインタビューでOpenJDKの開発を継続すると表明。若い世代を引きつけるプラットフォームであり続けると語った。
コンテナは、アプリケーションの各機能を実行するために必要な構成要素を格納している。この構成要素には、ファイルや環境変数(OS内でデータを共有するための変数)、ライブラリ(プログラム部品群)などが含まれる。コンテナ管理ツールは、CPUやメモリ、ストレージといったサーバの物理リソースに対する、各コンテナからのアクセスを制限する。そのため1つのコンテナが、そのコンテナが稼働するサーバの物理リソースを全て消費してしまうことはない。
「コンテナイメージ」は、コンテナの実行に必要なファイル一式を指す。コンテナ管理ツールの種類ごとに、コンテナイメージの構成要素は異なる。Dockerのコンテナイメージの場合は、複数のレイヤー(層)で構成されている。レイヤーは「イメージレイヤー」と「コンテナレイヤー」の大きく2つに分けられる。
イメージレイヤーは、Dockerコンテナを実行するために必要な、全ての構成要素を含む、編集できない読み取り専用のレイヤーだ。各Dockerコンテナには、そのDockerコンテナの設計を変更するためのコンテナレイヤーがある。コンテナレイヤーは、複数のDockerコンテナで再利用できる。
コンテナは移植性に優れている。同じコンテナ管理ツールが稼働するインフラ同士であれば、インフラごとにアプリケーションのソースコードを変更せずに、同じコンテナイメージを実行できるからだ。例えばテスト時にはインフラとしてAmazon Web Services(AWS)の同名クラウドサービス群のVMを利用して、本番時にはオンプレミスのDell製サーバを利用するといった使い方ができる。