2006年10月12日 07時07分 公開
特集/連載

ワイヤレスセキュリティに妥協なしCase Study

医療機器メーカーのネットワーク管理者ストーウェル氏は、社内ネットワークの無線化に当たり、デュアルモード型アクセスポイントとワイヤレス監視システムを取り入れたハイブリッドなセキュリティシステムを構築した。

[Andrew R. Hickey,TechTarget]

 ティム・ストーウェル氏は、自身の性格を「偏執症」的と表現する。

 MRI(磁気共鳴映像診断装置)などの医療装置用の大型磁石メーカーであるインターマグネティックスの社内ネットワーク管理者であるストーウェル氏は、不正なアクセスポイントや各種の潜在的なセキュリティリスクが、自社のワイヤレスネットワークに入り込むのは、なんとしても防ぎたいと考えている。

 「わたしが最も心配しているのは、不正なアクセスポイントだ。ユーザーたちはワイヤレス環境の中で自由に移動したいので、無断でアクセスポイントを設置するのだ」とストーウェル氏は話す。「会社の駐車場に人々が座り込んだりしていても、あまり気にならない」(同氏)

 ネットワークへの侵入や不正アクセスポイントの設置を防ぐため、ストーウェル氏はアルバネットワークスデュアルモード型アクセスポイントを配備した。デュアルモード方式では、このデバイスがアクセスポイントとして機能するのに加え、無線周波数帯を監視して電波干渉や不正アクセスポイントなどの有無をチェックすることもできる。

 しかし予想外だったのは、デュアルモード方式が接続性に影響するということだった。

 「監視モードに入ると、ネットワークのパフォーマンスに影響が生じた」とストーウェル氏は話す。ユーザーがトラフィック速度の低下を報告してきたのだ。

 ストーウェル氏が監視機能をオフにすると、接続性が元に戻った。

 「監視機能を停止すると、ユーザーたちは『おやっ、どうやって直したんだい?』と驚いた」と同氏は語る。

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