中・小規模の統合システム環境構築向け「IBM BladeCenter S」を発表。12月18日より出荷開始
日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は10月22日、100ボルト電源に対応したブレードサーバ向けシャーシ(筐体)製品「IBM BladeCenter S」を発表した。
「IBM BladeCenter」は、多様なプラットフォームのブレードサーバに加えHDDやネットワークモジュールなど多くの機器をシャーシに搭載し、中規模以上のシステムを中心に同社が提供している統合ソリューション。今回発表されたIBM BladeCenter Sは、中堅企業や一般のオフィス環境といった中・小規模の統合システム設置を可能にする製品だという。BladeCenterシャーシとして初めてオフィスで標準的に使われている100ボルト電源に対応し、従来のラック型サーバに比べケーブル量を8割削減できるシンプルなシステムを構築できるとしている。
最大6枚のブレードサーバ、最大4個のスイッチモジュール、最大12台のHDDを内蔵し、HDDは用途に応じてディスクスペースの割り当てが可能。ブレードサーバはIntelプロセッサ、AMDプロセッサ、POWERプロセッサ搭載の各モデルに加え、ワークステーションブレードを搭載できる。また、ネットワークスイッチなどの追加モジュールはブレードサーバの標準化推進団体「Blade.org」の規格に準拠した多用なソリューションベンダーの製品を利用できるとしている。最小構成価格は40万9500円(税込み、日本IBMダイレクト価格)で、12月18日より出荷を開始する。
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