ログの自動照合機能により未承認行為を自動検知、警告することで、IT全般統制および情報セキュリティ強化を支援。未承認行為に起因する不正な変更・破壊などを発見し、内部統制に対する説明責任を果たす。
日本ユニシスは2月18日、「統合ログ管理ソリューション」にワークフロー連携機能を追加した。第一弾として日立製作所の「電子フォームワークフローセット」との連携機能を同日より提供開始している。
統合ログ管理ソリューションは、RSAセキュリティのログ管理アプライアンス「RSA enVision」を利用して企業内のログ情報を収集・保管・分析・報告・監視する仕組みを構築し、企業に散在する現状のログ運用管理状況を可視化するサービス。コンサルティングから要件定義サービス、統合ログ管理システムの構築・運用支援・保守まで、一貫したサービス内容となっている。
今回の機能追加で統合ログ管理ソリューションとワークフローシステムが連携することにより、情報システムに加えられたID作成、プログラムの変更などの未承認行為を検知し、警告を発する仕組みの自動化が可能になる。
具体的には、ワークフローの承認ログと、システムに加えられた行為の両方のログをRSA enVisionで収集、相関分析機能を利用して自動的に照合し、未承認行為が確認された場合は責任者に警告する。また、照合結果である警告履歴、承認済みの正当な変更履歴などの証跡を一覧にしたリポートの自動出力も可能。さらに、RSA enVisionが持つ暗号化機能を利用して、ワークフローの承認ログやログ照合結果を安全に保管することができる。
なお、2008年4月から、日本ユニシス・ビジネスが販売しているワークフローシステム「e文書Station」との連携も開始する予定だ。
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