ノートPCや無線通信機器などの端末を接続する無線AP「AP311」と、アクセスポイントを制御する無線コントローラー「MC3000シリーズ」で構成、キャンパス全体にAPが実装される。
メルー・ネットワークスは4月21日、沖縄・名護市の名桜大学がIEEE802.11nドラフト2.0仕様に準拠した同社の高速無線LANシステムの採用を決定し、運用を開始したと発表した。
導入された「Meru IEEE802.11n高速無線LANシステム」は、ノートPCや無線通信機器などの端末を接続する無線アクセスポイント「AP311」と、APを制御する無線コントローラーとしてBOX型では同社の最上位機種である「MC3000シリーズ」で構成されており、今後キャンパス全体にわたりAPが実装される予定。販売およびインストレーションは三井情報とノックスを通じて行われる。
独自の電波中継・制御技術「Air Traffic Control」の電波干渉調整機能により、APの配置時に同一チャネル間の干渉を極力抑えることが可能となっている。また、無線端末のローミング時における端末のハンドオーバーや認証をコントローラーが制御することで、安定した通信を継続できるという。
同学は無線LANシステムの導入決定に際し、同時に多数の端末を収容してもパフォーマンス低下がない点、学内ネットワークやインターネットに場所を問わず迅速にアクセスできる点を評価・検討した。メディアネットワークセンター長の清水則之教授は、「メルーの802.11n高速無線LANシステムは、既に米国の大学や医療施設などで多数の稼働実績があり、安心して導入を決めた」とコメントしている。
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