ANAが次世代旅客機「ボーイング787」の基盤システムの1つとして認証サービス「ベリサイン マネージドPKI」を採用した。実績、セキュリティ面の堅牢性を評価。
日本ベリサインは6月18日、全日本空輸(以下、ANA)における次世代旅客機「ボーイング787」の運航を支える基盤システムの1つとして、日本ベリサインの認証サービス「ベリサイン マネージドPKI」および各種サービスが採用されたことを発表した。今回ANAに採用されたサービスは以下の通り。
ベリサイン マネージドPKIは、ボーイング787の整備および運航に利用するネットワークにおける電子証明書の発行および、ネットワークにアクセスするためのクライアント認証として採用されている。
採用には、ベリサインが持つPKI(公開鍵暗号基盤)に関する多くの実績、ベリサインマネージドPKIが持つ金融・製造・通信キャリア・官公庁など多くの業界での導入実績や米国航空・防衛産業が利用する商用ブリッジ「CertiPath」の運営支援、DNSルート運営の実績、セキュリティ面での堅牢性などが決め手となった。
従来、ANAでは機体整備における機密情報のやりとりは、データ改ざんや情報漏えいを防止するために整備士がCD-ROMなどの物理メディアを介して、直接コックピット内で作業を行っていた。ベリサインの認証基盤の導入により、迅速な機体整備、メンテナンス作業効率の向上、整備スケジュールにおける手間の軽減、人為的な情報漏えいや整備ミスの防止を図る。
ANAは、次世代旅客機ボーイング787を世界で初めて発注したローンチカスタマー(最初に購入を決めたエアライン)。そのため、ANAは次世代旅客機開発において仕様や企画策定に携わることができ、世界各国の航空会社に先駆けてボーイング787を就航する予定だ。
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