テレワークなどによって内部脅威によるセキュリティ事故のリスクが高まっている。内部脅威に立ち向かうには、どのような取り組みやツールが有効なのか。要点をまとめた。
組織にとって脅威になるのは、外部からの攻撃だけではない。従業員の悪意によるデータ流出やミスによるセキュリティ事故も想定し、対策を講じることが重要だ。具体的にはどうすればいいのか。内部脅威に対抗するためのノウハウをまとめた。
事業内容や業務環境などによって、内部脅威のリスクが違う。医療や金融、ITなど、大量の機密データを扱う業界の組織は特に内部脅威のリスクが大きい。組織の再編や経営陣の交代、リストラといった、大きな変化の最中にある組織も内部脅威について細心の注意を払う必要がある。従業員が安定したビジネス展開や雇用に不安を感じる場合は、データ流出の可能性が高まる。
テレワークを採用している組織では、内部脅威のリスクがさらに高くなりかねない。社外にいる従業員に対し、システム利用の監視やアクセス制御が難しくなるからだ。内部脅威に立ち向かうには、以下のような手法や技術が有効になる。
内部脅威の検知には、以下のツールが有効だ。
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