AmazonのEC2などのクラウドコンピューティングモデルでは、BIやデータウェアハウスシステムを社内で運用するよりも安価で、かつ迅速にデータにアクセスし、分析することが可能だ。
創業して1年余りのデジタルコンテンツアーカイブベンダーのSonianのインフラは、ほぼ完全にクラウドベースである。社内ではサーバやデータセンター、ストレージを運用していないのだ。同社が利用しているデータウェアハウスプロバイダーのVertica Systemsが5月に分析データベースをオンデマンドで利用できるようにしたとき、Sonianの幹部はためらうことなく、社内のVerticaデータウェアハウスをクラウドベースのバージョンに置き換えたという。
「当社はクラウドベースのアーカイビングソリューションを提供している」とSonianの創業者のグレッグ・アーネットCTO(最高技術責任者)は話す。「Verticaのクラウド版は、コンピューティングやストレージサービスと同じようにサブスクライブできる管理サービスであり、当社のビジネスモデルには最適だ」
Sonianでは、ホスティング型電子メール/IM(インスタントメッセージング)アーカイブサービスを顧客に提供している。ユーザーのメタデータがVerticaのオンデマンドデータウェアハウスにロードされると、SonianはWebベースのサービスを通じて、そのデータをユーザーが分析できるようにする。Verticaのデータウェアハウスは、AmazonのElastic Compute Cloud(EC2)によってホスティングされている。EC2はAmazonのWebサービス事業の一部であり、Verticaのような顧客は、社内のサーバを使用する代わりにAmazonの(言い換えればクラウド内の)サーバキャパシティーをレンタルするのだ。顧客は需要の変動に応じて、レンタルするサーバのキャパシティーを増減することができる。
次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...
GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...
B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...