富士通は9月24日、海外へ事業展開する企業向けの新たなITインフラサービス「グローバル・インフラストラクチャー・サービス」を10月より提供開始すると発表した。
同社では従来、海外の各拠点に「データセンターサービス」や「デスクトップマネージドサービス」などのアウトソーシングサービスを提供していた。グローバル・インフラストラクチャー・サービスは、これらを5つのカテゴリーに整理・再構築し、グローバルに均質化・最適化されたITインフラサービスを提供するもの。
同サービスは、「データセンターサービス」「デスクトップマネージドサービス」「サーバマネージドサービス」「ネットワークサービス」「サービスデスクサービス」の5つのカテゴリーから成る。また、ユーザー企業の各ビジネス拠点のIT部門に対する総合窓口として「グローバルサービスマネージャー」を設置。変更管理やサービスレベル管理などのサービスを提供するとともに、ITインフラ最適化の改善提案を行う。
海外へ事業展開する企業は、同サービスを利用することにより複数国にまたがるITインフラの運用や複数のITベンダーの管理など複雑な業務から解放され、グローバルに均質化・最適化されたITインフラサービスを利用することが可能になるという。
富士通は同サービスの提供へ向け、海外拠点のサービス基盤強化を図る。2009年3月までに、全世界に85カ所のデータセンター、47カ所のサービスデスク拠点を配置する予定。また、ITILに基づく運用プロセスや、TIA(米国通信工業会)およびTUI(The Uptime Institute)の定めるTier基準をベースにしたデータセンター基準を定め、各拠点間でサービス品質の標準化を推進するという。さらに、サービスマネージャーや運用要員の育成のためグループ各社と共同で「グローバルサービスマネージャー養成プログラム」を開発し、適用を進めるとしている。
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