2008年10月22日 08時00分 公開
特集/連載

フィルタだけでは減らないスパム、その撲滅に向けてすべきこと進化するスパムフィルタ【後編】

いくら判定精度が高くても、単一のスパム対策では押し寄せるスパムは減らせない。正規メールの誤判定や判定後の対応など、見えにくい問題を取り上げながらスパム対策製品の導入ポイントを探っていく。

[末政延浩,センドメール]

 前編「IPレピュテーションはスパムの抜本対策となり得るか」ではスパムメール送信側の技術の進化について説明した。だが、スパムフィルタの技術ももちろん進化している。

 現在、さまざまなタイプのアンチスパムフィルタが存在しているが、ベンチマーク結果や実際の運用時などにおいて特に評価が高いのが、ネットワークフィードバック型のフィルタである(図1)。

図1 図1●ネットワークフィードバックベースのスパムフィルタの構成

 実際に受信したスパムやハニーポットなどで収集したスパムのデータをリアルタイムにベンダーのセンターに蓄積し、それを参照してスパムをフィルタリングするという技術だ。フィードバックされたスパムの情報を解析し、スパムの特徴を抽出して、フィルタ用のデータを作成する。フィードバックからデータ作成までの時間を可能な限り短かくすることで、一般的なスパムはもとより、まったく新種のスパムが現れても数分以内にスパムと判断されるようになる。この方式の最大の利点は、実際のスパムのデータを基にしているため、ほかの方式に比べ誤判定が少ないということである。データの収集方法や特徴の抽出方法はベンダーごとに多種多様だ。

ITmedia マーケティング新着記事

news088.jpg

「ウェビナー疲れ」 参加経験者の約7割――ファストマーケティング調べ
ウェビナーに参加する目的や参加頻度など、ウェビナー参加者の最新動向に関する調査です。

news070.jpg

現金主義からキャッシュレス利用へのシフト 理由の一つに「衛生」も――クロス・マーケティング調査
キャッシュレス利用が顕著に増加。金額によって支払い方法の使い分けが定着しつつあるよ...

news021.jpg

中国Z世代の心をつかむ「bilibili」、越境マーケティングにどう活用する?
「bilibili」のKOL(インフルエンサー)を活用したマーケティング手法と事例について、ア...