セキュリティ診断の内容を、現在最も流行しているSQLインジェクションとXSSの2つの攻撃への対策に特化することで低価格設定を実現。1サイト10URLまで脆弱性チェックができる。
ラックは1月20日、SQLインジェクションとクロスサイトスクリプティング(XSS)による攻撃に特化したWebサイト診断サービス「Webセキュリティ診断・初診コース」を税込み価格6万3000円で提供開始すると発表した。一般的にコスト負担の高いセキュリティ診断サービスをリーズナブルな価格で提供することで企業導入を促進する。サービスの見積もりや診断の申し込みは同社サイトにて受け付ける。
ラック運営のセキュリティ監視センター「JSOC」によると、2008年上半期に検知したインシデントの9割近くはSQLインジェクション攻撃とXSS攻撃が占めており、これらの攻撃を通じて改ざんされた正規のWebサイトを閲覧したユーザーがマルウェアに感染、PCを乗っ取られるなど、現在対策が急務の脅威へと急成長しているという。Webセキュリティ診断・初診コースでは、SQLインジェクションとXSSの2つの攻撃で狙われる脆弱性チェックにサービスメニューを絞り込むことにより提供価格を抑えた。同社は、これまでコストが障壁で利用をためらっていた企業に対策を促していく考え。
セキュリティ診断では、1サイト(1ドメイン)最大10個のURLを対象に、同社のエンジニアがトップページから約3遷移を目安に攻撃を受けやすいURLを独自のツールを使って選定し、攻撃者に近い視点から診断を行う。また、アドバイザーが企業に出向いて(東京都23区内に限定)診断結果について詳細な説明や対策の提案などを行うサービスもオプションで用意する。オプション付きの提供価格は9万8000円(税込み)となる。
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