単体テストの自動化機能が強化。「MISRA C++ 2008」などの追加により静的解析コーディングルールが1400個に拡張された。
テクマトリックスは2月9日、米Parasoftが開発したC/C++対応自動単体テストツール「Parasoft C++test 7.2日本語版」(以下、C++test 7.2)を販売開始すると発表した。出荷開始予定日は2月26日。
C++testは、C/C++言語によるソフトウェア開発の単体テストと静的検証を自動化するテストツール。実行時例外を引き起こすテストケースを自動生成し、ホワイトボックステストやブラックボックステスト、回帰テストなどを自動実行できる。また、テスト時に6種類のテストカバレッジ情報を収集し、詳細なリポートを出力する。
今回の新版では、自動車の業界団体である「MISRA」におけるC++言語のコーディングガイドライン「MISRA C++ 2008」の静的解析機能やメモリ解放忘れやデッドコードなどに関するコーディングルールが180個追加され、合計で1400個の静的解析コーディングルールが搭載されている。
また、C++test 7.2では、単体テストの準備作業を軽減する機能が多く追加された。GUIベースの“テストケースウィザード”によって、引数や事前条件、事後条件、戻り値などの設定や、外部ファイルに保存されているテストケースデータを利用したテストケースコードの自動作成が可能になった。CSVやExcel、データベースなどに格納されたデータを利用した単体テストもウィザードから設定できる。
さらに、使用されているスタブを一覧で確認できる“スタブビュー”によって、スタブの変更や追加、修正の作業が簡潔に実施できるほか、「Visual C++ for Windows Mobile」や「eMbedded Visual C++」などの組み込みソフトウェア環境のサポートが強化され、テストの設定やシミュレータ上でのテスト実行、その結果表示などが開発環境上で実施できる。
そのほかにも、下位バージョンで作成したテスト設定によるテストの実行機能なども追加され、過去の資産を有効に活用できる。
C++test 7.2のサポートプラットフォームは、Windows 2000、Windows XP(32bit)、Windows Vista(32bit)、Linux、Solaris。提供価格には1年間の保守サービスが含まれており、「C++test Professional Edition Ver.7.2」が49万8000円、「C++test Architect Edition Ver.7.2」が59万8000円、「C++test Server Edition Ver.7.2」が210万円(いずれも税別)。2009年1月末日時点で年間保守サービスに加入しているユーザーには無償で提供される。
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