日立ソフトはIT統合管理製品を強化。一時ユーザーIDのWeb申請や、IDの管理情報を監査用ログとして取得できる機能などを追加した。
日立ソフトウェアエンジニアリングは3月27日、ID統合管理製品群「SRシリーズ」の機能を強化したと発表した。ID・アクセス管理(IAM)においてアカウントの一時利用者のID申請を容易にしたほか、シングルサインオン(SSO)機能のWindows認証連携などをサポートした。
SRシリーズには、複数のシステム間でIDやアクセス権を一元管理するIAMソフトのSR-Account」、Webアプリケーション間のSSOを実現する「SRGate」、特権IDを管理するための「SR-AdminSupport」などが含まれる。
SR-Accountでは今回、契約社員やパート、一時入館者などの人事マスターに登録されていないIDのWebインタフェースでの申請方法をサポート。部門管理者以外の、ユーザー自身によるID申請・管理が可能になった。加えて、IDの申請や認証にかかわる管理ログを記録し、監査時に証跡として活用できるようにした。内部統制対応強化について、ユーザーの要望に応える形で実現したという。
同時に、SRGate、SR-AdminSupportについても新機能を追加。SRGateではActive Directory環境におけるWindowsログオン認証と連携させることで、Windowsクライアントから一度ログオン認証すれば、そのまま複数のWebアプリケーションが利用できるようになる。またSR-AdminSupportでは特権IDの管理対象にLinux/UNIX系OSを追加した。追加したOSはRed Hat Enterprise Linux 4/5(x86)、Solaris 9/10(SPARC)、HP-UX 11i v2/v3(IPF)、AIX 5.3/6.1。
SRシリーズの価格は、監査機能を含むフル機能に対応するSR-Account Enterprise Edition(500ID利用時)が714万円から、SRGateが1サーバ当たり315万円から。SR-AdminSupportが管理ソフトで1サーバ当たり157万5000円、エージェントソフトで1サーバ当たり14万1750円など。
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