NetIQ、学習機能を備えたシステム監視ソフトウェアの最新版をリリースNEWS

NetIQが同社のシステム監視ソフトウェア「AppManager Performance Profiler」の最新バージョンを発表。システムの稼働特性を学習し、その結果に基づき動的に異常を検出する機能を備える。

2009年07月24日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 NetIQは7月23日、同社が開発するシステム監視ソフトウェア「AppManager Performance Profiler」(アップマネジャー パフォーマンスプロファイラー)の最新バージョン、「AppManager Performance Profiler 4.1.2J」(以下、AMPP 4.1.2J)の提供を開始すると発表した。

 AMPP 4.1.2JはCPU、メモリ、HDD、ネットワークなどの基本項目の監視に加え、アプリケーションの応答速度の監視も行う。そのため、ユーザーにITサービスを提供する際のサービスレベルを正確に監視・維持することが可能になるという。

 また、従来のシステム監視製品は、しきい値と取得値を単純比較することで異常の検出を行うものが多かったが、AMPP 4.1.2Jは静的なしきい値は使用せず、システムの稼働特性を学習した結果に基づき、動的に異常発生の有無を判断する。学習の結果得られた通常動作の範囲内を正常、それ以外を異常と判断することにより、異常検出の精度を向上させるとともに、通常の運用時に発生する不要なアラートを排除する。これにより運用管理担当者の負荷を軽減し、サービスレベルの向上に大きく貢献するという。

画像 AppManager Performance Profilerのパフォーマンスアシスタント画面。取得パラメータごとに学習した正常な範囲や、実際に取得した値の軌跡などを表示する《クリックで拡大》

 なお同製品を利用するには、同社のシステム管理ツール「AppManager」を導入した上で、OSやアプリケーション用のテンプレートライセンスを購入する必要がある。ライセンス価格はテンプレートの種類により異なるが、WindowsおよびUNIX用のテンプレートのライセンス費用は1サーバ当たり6万4000円(税別)となっている。

関連ホワイトペーパー

運用管理 | サーバ | UNIX | Windows


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news170.jpg

AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...

news029.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news166.png

2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...