沖電気がサーバ監視アプライアンス「DressUP Cockpit」の新バージョンを販売開始。複数システムの監視機能を強化したことにより、さらに高度で複雑なシステムの監視が可能になったという。
沖電気は1月14日、中小規模システム向けサーバ監視アプライアンス「DressUP Cockpit」の新バージョン「DressUP Cockpit V3」の販売を開始すると発表した。
DressUP Cockpitは、オープン系サーバの生存監視、リソース監視、プロセス監視などを行うアプライアンス製品。HP-UX、Solaris、LinuxなどのUNIX系サーバと、Windows 2000 Server、Windows Server 2003のWindows系サーバの監視が可能。監視対象の機器数は、同製品1台当たりサーバ50台(ネットワーク機器と合わせて100台)までとなっている。監視対象サーバにエージェントソフトウェアを導入する必要がなく、操作もWeb経由で行うことができるため、簡単に導入可能だという。
同製品はこれまで、金融機関の中小規模システムを中心に導入されてきたが、新バージョンでは複数システムの運用管理機能を強化し、従来よりも複雑で高度なシステム監視が可能になった。具体的には、異なるシステムごとに監視担当者のポリシーやグループを個別に設定する機能を追加した。また、監視機能とイベント通知機能の強化も行った。同製品の導入により、複数システムを対象にした複雑な運用管理業務のコスト削減が見込めるという。
同製品の価格は180万円(税別)、出荷開始は2009年3月の予定。同社では今後3年間で、DressUP Cockpit全体で600セットの販売を目指すとしている。
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