低コストで導入が容易な「tapirus」シリーズに、FTPでのGumblar対策機能を搭載した「Mv 1000/2000」を追加。実績のある各種エンジンを搭載している。
HDEは3月10日、Webサイトとメールのセキュリティ対策をゲートウェイで実現するアプライアンスサーバ「tapirus(タピルス)Mv」を3月31日より販売開始すると発表した。
tapirusは、HDEとエフセキュアが共同開発するセキュリティアプライアンスサーバ。ハードウェアの購入やアプリケーション、OSのインストールが不要なため、低コストで導入できるのが特長だ。サポート更新費用も、他社類似製品と比較して約半額(1000人ユーザー時、同社調べ)と低価格に設定されている。
tapirus Mvには、2009年から猛威を振るうGumblar型攻撃への対策として、ゲートウェイでのHTTP通信チェック機能が標準搭載された。改ざんされたWebサイトへのアクセスを事前に防ぎ、ウイルス/マルウェア対策(HTTP/FTP/POP/SMTP)、迷惑メール対策にも有効だという。ウイルス/マルウェア対策には世界で多くの導入実績を誇るエフセキュアのアンチウイルスエンジンを、迷惑メール対策には日本語の迷惑メールに対して検知能力の高いHDEのソフトウェア「HDE Anti-Spam」と同等のエンジンを採用している。
新製品のラインアップは、従業員数1000人規模の企業を想定した「tapirus Mv1000」と2000人規模を想定した「tapirus Mv2000」の2種類。Mv1000はCPUに低消費電力のAtom 330(1.6GHz)を搭載し、メモリ容量は2Gバイト、HDD容量は160Gバイト。Mv2000はCPUにクアッドコアXeon X3440(2.53GHz)を搭載し、メモリ容量は4Gバイト、HDD容量は160Gバイト(RAID1)。
価格は税込みでMv1000が79万8000円(次年度サポート更新費用は29万4000円)、Mv2000が129万8000円(次年度サポート更新費用は47万2500円)。FTP、POPチェックの利用には、別途オプション料金が発生する。
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