USBメモリ経由の情報流出を防ぐにはUSBメモリの管理に役立つWindows環境向け製品

不正な情報転送を防ぐため、USBメモリを管理する手段にはどんなものがあるだろうか。

2010年07月07日 08時00分 公開
[Tom Chmielarski,TechTarget]

 TechTargetの読者から「USBメモリを管理するためのWindows保護措置にはどんなものがあるのか。携帯メディアから、あるいは携帯メディアへの不正な情報転送を防ぎたい」という質問が寄せられた。

 このテーマは単純には解決できない。USBメモリは実質的に締め出せないものであり、大きなリスクでもあるからだ。低価格の記録媒体であるため、テラバイト級の情報を持ち去ることも簡単にできてしまう。WindowsでUSBを無効にする方法を試してもいいが、そうすると多数の正規利用が妨げられ、ユーザーは代わりの方法を模索する。

 USBメモリの管理に役立つ市販の製品は無数にある。こうした製品ではUSBポートを無効にしたり、選択したものだけを有効にしたり、USBメモリとPCとの間でやりとりされたファイルのログを記録したりできる。

 製品の多くは、必要に応じて電子メール、インスタントメッセージング(IM)、Web利用についての情報を提供・監視できる大型スイート製品に組み込まれている。ソフトウェアを利用する場合には、法務部門が許可を出し、会社にデータ収集の権利があることを明記するログインバナーを確認する必要がある。この種のデータ監視について定めた法律は州によって、また国によって異なることにも留意しなければならない。欧州連合(EU)には非常に厳格なプライバシー保護法があり、EUで営業する場合やEU国籍の従業員を採用する場合は、この法律に抵触しないことを確認した方がいいだろう。

 こうした問題への対応を支援してくれる製品を以下に幾つか挙げるが、すべてを網羅したものではない。リストアップした目的はどんな選択肢があるかを紹介することのみにあり、ここに挙げた個々の製品を推奨する意図はない。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

次世代生成AIで優位に立つのはMeta? Google? それともマスク氏のあの会社?
生成AI時代において、データは新たな金と言える。より人間らしい反応ができるようになる...

news183.jpg

GoogleからTikTokへ 「検索」の主役が交代する日(無料eBook)
若年層はGoogle検索ではなくTikTokやInstagramを使って商品を探す傾向が強まっているとい...

news160.jpg

B2B企業の市場開拓で検討すべきプロセスを定義 デジタルマーケティング研究機構がモデル公開
日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構は、B2B企業が新製品やサービ...