エス・アンド・アイ、クラウド電子カルテサービス開始NEWS

電子カルテ機能をインターネット経由で利用するサービスを提供。サーバや電子カルテシステムを購入することなく、短期間での電子カルテを利用開始できる。

2011年02月28日 21時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 エス・アンド・アイは2月28日、無床診療所やクリニック向け電子カルテサービス「Karte Cloud」を3月14日から提供すると発表した。

 Karte Cloudは、オープンソースの電子カルテ「OpenDolphin」をベースに開発した商用版電子カルテ「DolphinPro」(開発元:ライフサイエンスコンピューティング)の機能を、インターネット経由で活用するサービス。同社によると、サーバや電子カルテシステムを購入することなく、診療施設内にPCやiPadがあれば短期間で電子カルテの利用を開始できるという。

 Karte Cloudは日医標準レセプト「ORCA」と連携。電子カルテに入力されたデータは専用サーバに保管され、クリニック内のPCや往診時に持ち歩くiPadなどの携帯端末からでも患者のカルテデータにアクセスできる。また、システムのメンテナンスやデータのバックアップは自動で行われるため、IT専門要員のいない医療機関でも手軽に電子カルテに移行することができるという。提供価格は月額4万6000円から、初期費用10万円(いずれも税別)。

 エス・アンド・アイは同サービスの開始に当たり、診療所・クリニックへのスムーズな導入を支援するために、JRCエンジニアリングとヒューマンテクノシステムの2社と販売代理店契約を締結した。さらに全国の診療所・クリニックへの導入支援を行うため、ORCAを取り扱うパートナーを中心に販売代理店を初年度20社まで増やしていく予定だ。

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