中堅・中小企業向けERPとしてオフコン時代を含めて長い歴史を持つ「EXPLANNER」に注目が集まっている。その理由はSaaS版への先進的な取り組みだ。EXPLANNERの強みを担当者に聞いた。
NECが中堅・中小企業向けに提供するERPパッケージ製品が「EXPLANNER」(エクスプランナー)だ。同製品の起源は、1970年代に同社がオフコン上の業務アプリケーションとして提供していた「APLIKA」(アプリカ)にまでさかのぼる。APLIKAは後にPC用の業務パッケージ製品、EXPLANNERへと進化し、さらに2006年からは現在のERPパッケージ製品の形で提供されるようになった。
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EXPLANNERは、幾つかの異なるパッケージによって製品シリーズ全体を構成する。その中核を担うのが、会計・人事・給与といった各企業に共通の基幹業務をカバーする「EXPLANNER/Ai」だ。これに加えて、販売管理や生産管理といった、各企業や業種により形態が異なる業務に最適化したパッケージも個別に提供している。例えば、製造業向けの生産管理や販売管理の機能を提供する「EXPLANNER/J」や、流通業向けの在庫管理の機能を提供する「EXPLANNER/Lg」、あるいは建設業向けパッケージ「EXPLANNER/C」など、計8種類の製品パッケージをそろえる。
これまで主に製造業と流通業の中堅・中小企業を中心に数多くの導入実績を積み重ねてきた同製品だが、こうしたさまざまな業種別パッケージをそろえることにより、幅広い業種・業態に対応できるようになっている。また、導入対象企業の規模に関しても、幅広い範囲に対応している。NEC 製造・装置業ソリューション事業本部 EXPLANNER部 新ビジネスグループ マネジャーの及川典子氏は、次のように説明する。
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