Webに完全対応したERP「GEMPLANET Ver.2」の特徴はアドオン開発を支援するフレームワークを用意したことだ。フレームワークに沿って開発することで将来のバージョンアップが容易になる。
日立製作所(以下、日立)が提供する「GEMPLANET」(ジェムプラネット)は、1997年に初代バージョンがリリースされて以来、累計導入社数1900社を数える純国産ERPパッケージ製品である。オフコン用の業務アプリケーションの開発・販売で培ったさまざまなノウハウを投入した初代バージョンは多くの中堅・大手企業で採用され、2006年にはさらにWebに完全対応した「GEMPLANET Ver.2」がリリースされている。
「COMPANYシリーズ」を貫く“本来のパッケージ”という開発思想
「GLOVIA/SUMMIT」が切り開くグループ経営の新境地
“超寿命ERP”を実現する「ProActive E2」のアーキテクチャ
グローバル進出をにらむ「SuperStream」、視線の先には何が?
GEMPLANET Ver.2は、大きく分けて「人事」「給与」「会計」「固定資産」「債権債務」の各業務モジュールで構成される。加えて、販売管理と生産管理の機能に関しても、業種別のモジュールテンプレートが提供されている。しかし、これらのモジュールがバラバラに存在しているわけではない。これらを連携させ、統合ERPとしての機能を提供するために、GEMPLANET Ver.2は独自の3階層アーキテクチャを採用している。
まず最下層には、全てのモジュールに必要な共通機能(共通マスター、セキュリティ制御など)を提供する「GEMPLANET Ver.2 フレームワーク」という基盤ソフトウェアが位置する。この上の中間層で、先ほど挙げた各業務モジュールが動作するのだ。さらに、ユーザーがこのフレームワーク上で、独自の機能を開発することも可能だ。GEMPLANET Ver.2では、そのために必要な開発支援ツールやライブラリ、さらには開発方法論まで提供されている。
こうしたアーキテクチャがユーザーにもたらすメリットについて、同社 情報・通信システム社 産業・流通システム事業部 伊藤 誠氏は、次のように説明する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
社会の急速なデジタル化を受け、DXプロジェクトに注力してきたNTTデータグループ。その中核となったのがSaaSによる巨大な基幹システムの開発だ。3年余りの期間を経て稼働を開始したシステムはどのような狙いで開発されたのか。
CXとEXの双方の高度化を実現すべく変革に挑み続けるNTTグループ。「自らのDX」を進める第一弾としてグループ社員17万人が利用する決裁システムを刷新し、大きな成果を挙げている。同社の取り組みを詳しく紹介する。
B2BのSaaS取引において、口座振替を導入する企業が増えてきたが、口座振替の導入/運用においては、さまざまな課題が発生する。本資料では課題の中身を確認した上で、その課題を解消する企業間決済サービスを紹介する。
サプライチェーンは市場の大きな変化と、自社IT環境における山積する課題に直面している。本資料ではその背景を考察しつつ、AIを活用したアプローチで、サプライチェーン変革を成功に導くデータインサイト実現の方法を解説する。
企業の税務部門は、増大する業務量や表計算ソフトの利用による非効率性に直面している。これらは経営・運営・業務などに影響を及ぼし、組織全体のパフォーマンスを低下させる要因となる。そこで注目したいのが、税務業務の自動化だ。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。