「Infor ERP」が製造業に受け入れられた歴史的理由ERP製品カタログ【第6回】日本インフォア

Infor ERPは製造業向けERPとして長い歴史を持ち、日本でのユーザー企業も多い。製造業企業で広く使われる理由、特に厳しい要件を持つグローバル企業に使われる理由を説明しよう。

2010年12月01日 08時00分 公開
[吉村哲樹]

「Baan」の名でもなじみ深い「Infor ERP LN」

 多分野にわたる業務アプリケーションのポートフォリオを数多くそろえ、SAP、オラクルに次ぐ業務アプリケーションベンダーとしてワールドワイドにビジネスを展開する米インフォア。ERP分野だけを見ても、同社では複数のパッケージ製品を提供しているが、その中でも「Infor ERP LN」と「Infor ERP LX」は製造業向けERPとして長い歴史を持ち、同社の代表的な製品として位置付けられている。

 Infor ERP LNは、かつては「Baan」、さらにそれ以前には「Triton」という名前で提供されていたERPパッケージ製品である。読者の中には、Infor ERP LNという名前にはなじみがなくても、「BaanやTritonなら知っている」という方も多いかもしれない。

 同製品は1980年代に、Tritonとして初めて世に出た。その後、1990年代にはBaanと名前を変え、ワールドワイドはもとより、日本の製造業においても中堅から大手まで、幅広い規模の企業で導入された。同製品がなぜ早くから日本の製造業で受け入れられてきたのか、その理由を日本インフォア・グローバル・ソリューションズ マーケティング本部 執行役員 本部長の笹 俊文氏は次のように説明する。

関連ホワイトペーパー

ERP | 運用管理 | 製造業 | 生産管理 | ワークフロー | モデリング


ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...