タブレットが企業に定着したとき、管理者がすべきこと端末がもたらすリスク、モバイルポリシー強化で対処を

タブレット利用に伴う課題を洗い出す最善の方法は、タブレットは定着するものと認めた上で、リスク回避に向けたセキュリティポリシーの徹底・強化を図ることだ。

2011年06月16日 09時00分 公開
[Tim Scannell,TechTarget]

 タブレットPCは、利用者(従業員)から見た場合に生産性向上というメリットがある。しかし、その管理とセキュリティの責任を負うIT部門からすれば不安をかき立てる存在でもある。企業の裏口をすり抜けて会社のネットワークに接続される不安は特に大きい。

 従業員がWeb接続端末として、あるいは個人的なメモ帳としてタブレットPCを使っている限り、管理職がそれほど心配することはない。しかし心配なのは、不注意でここから悪質なモバイルアプリケーションやコードが入り込み、結果として会社のネットワークに害を及ぼす可能性があることだ。

 米AppleiPadのようなタブレットは、ユーザーがインターネット上のアプリ販売ストアを通じて多種多様なアプリケーションを利用できることが問題になりかねない。こうしたアプリの多くは洗浄され、ウイルスは存在しないとの認識を持っている者もいるだとう。だが、罪のない画像や一見無害なリンクにウイルスや悪質コードが潜んでいることは、最近の動向に示されている。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...