情報漏えい対策の一環で考え直すメールセキュリティメールセキュリティに関する調査リポート

TechTargetジャパンが実施したメールセキュリティに関する調査では、多数の企業がメール経由の情報漏えいに懸念を持っていることが分かった。

2011年07月20日 09時00分 公開
[上口翔子,TechTargetジャパン]

 企業システムのクラウド移行が加速する中、メール環境においても同様の変化が起こる可能性が見えてきた。TechTargetジャパンが2011年6月13日から27日にかけて実施した企業のメールセキュリティに関する調査では、有効回答数341件の半数以上に当たる57.2%の企業が、現在は社内設置(サーバ)型のメールシステムを利用していた。一方で、メールシステムに課題を抱える(n=258)回答者のうち、16.3%はクラウド型/ホステッド型メールシステムへの移行を検討していることが分かった。理由は「データ容量の増大」や「情報漏えい誤送信)対策」などの課題が上位に挙げられた。

 同調査ではこの他にも、TechTargetジャパン会員が抱えるメールセキュリティ課題や課題解決のために導入予定のセキュリティ製品・サービスなどが明らかになった。本稿ではその一部を抜粋して紹介する。

詳細な調査結果は、以下からダウンロードできる(TechTargetジャパン会員限定)。

 本稿では紹介しきれなかったさまざまな調査結果と共に調査回答者の詳細な属性も紹介されているので、ぜひ参照されたい。


調査概要


目的:TechTargetジャパン会員のメールセキュリティ対策状況を調査するため

方法:Webによるアンケート

調査対象:TechTargetジャパン会員

調査期間:2011年6月13日〜27日

有効回答数:341件

※回答の比率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位まで表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news094.jpg

「押し付けがましい広告」が配信されたとき、消費者はどう感じるか
消費者は個人データに依存した広告よりも、記事などのコンテンツの文脈に沿っている広告...

news074.jpg

SNS発信のベストな時間帯(2025年版) InstagramとFacebook、TikTokでどう違う?
Hootsuiteが2025年版のソーシャルメディア最適投稿時間を公開。各プラットフォームごとの...

news161.jpg

「動画広告がディスプレイ広告超え」他、電通「2024年 日本の広告費」インターネット広告媒体費の詳細分析
国内電通グループのデジタル領域をけん引する4社は共同で「2024年 日本の広告費」のイン...