松下金融相はIFRSについて「EUと日本では違いがあると聞いている」として、不動産の時価評価を例に挙げた。
金融庁担当大臣に新たに就任した松下忠洋氏は6月5日の閣議後会見で、IFRS(国際財務報告基準、国際会計基準)について「まだ承知していない部分があるが、自見庄三郎前金融相との引き継ぎの中で十分な情報を得て、必要な対応をしていきたい」と話した。
松下金融相は、IFRSについて「EUと日本では違いがあると聞いている」として、不動産の時価評価を例に挙げた。その上で「米国の反応も含めて自見前金融相にしっかり確認し、共通の土俵を作っていきたい」と話した。
また、「政治主導」を強調した自見前金融相や、亀井静香元金融相との違いを問われ、「情報の分析など官僚の知恵は借りたいと思っているが、必要な部分についての決断は政治家としてさせていただく」と述べた。
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