SSDの導入効果の見極めに役立つシステムの分析指標データセンターへの投資を無駄にしないために

データセンターの性能向上を目的として、SSDの導入を検討する企業は多い。しかし、期待通りの効果を得るためには、システムの現状をより細かく把握し、分析できなければならない。

2012年06月08日 09時00分 公開
[Brien Posey,TechTarget]

 最近ではソリッドステートドライブ(SSD)の価格も下がり始め、メーカーはデータセンター全体のパフォーマンスを向上させる方法の1つとして、SSDを売り込んでいる。確かに、SSDは従来の回転式ディスクの最速モデルをも上回る性能を発揮できる。しかし、従来のHDDをSSDにリプレースするだけでは何も改善されない可能性もある。SSDで投資に見合う性能向上を実現できるかどうかは、どのように確かめられるのだろうか?

ボトルネックを確認する

 SSDへの切り替えを行う前に、システム管理者はどの程度のメリットを得ることができるかを考察する必要がある。アップグレードによる性能向上がどの程度であるかを見積もるのに最善の方法は、まずSSDへの切り替えの有力候補となりそうなI/O依存度の高いサーバを特定することだ。そしてサーバを特定できたら、Windowsパフォーマンスモニターを使ってサーバのボトルネックを確認する。

 サーバにはどこかしら性能のボトルネックがある。つまり、他のコンポーネントよりも動作が遅く、サーバ全体のパフォーマンスを制限する要因となり得る。そのため、I/Oが集中するアプリを実行するサーバであれば、問題はHDDにあると考えがちだ。HDDは機械的なハードウェアであり、他のシステムコンポーネントと比べて動作がはるかに遅いからだ。しかし実際には、別のシステムコンポーネントがボトルネックの原因であるケースも少なくない。とりわけ、高性能ストレージアレイに接続されているサーバの場合はなおさらだ。その場合、HDD以外のボトルネックを解消できないとSSDへの投資を無駄にすることにもなりかねない。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.jpg

マーケターの87%は自分の仕事が生成AIなどのテクノロジーに取って代わられることを懸念――Gartner調査
Gartnerがマーケティング人材に関する調査を実施。環境的不確実性と技術的複雑性の中で、...

news058.jpg

Z世代が旅に求める「令和的非日常」とは?
JTBコミュニケーションデザインと伊藤忠ファッションシステムが、Z世代の旅に関する意識...

news094.jpg

電通が「AI×クリエイティブ」の強みを生かしたビジネスコンサルティングサービスを提供開始
電通は「AI×クリエイティブ」で企業の事業やサービスの開発を支援する新サービス「AIQQQ...