カーシェアリングの草分けとして知られる米Zipcar。同社のマーケティング部門は、あらゆる経営判断にデータを生かそうと知恵を絞る。
米国ではカーシェアリングが一種の流行になっているが、その背景にはZipcarという米企業の存在がある。2000年にスタートした同社のカーシェアリングサービスでは、1年契約の会員になれば車を短期間レンタルできる。このシステムを考案したのは同社ではない(この種のサービスはヨーロッパで始まった)が、同社はカーシェアリングをデジタル時代に適応させた。そして今、同社は再び変革の先頭に立とうとしている。
さまざまな物を一時的に所有するという“コラボレーション型消費”のトレンドは、マサチューセッツ州ボストンを拠点とする風変わりな新興企業にすぎなかったZipcarが、伝統的なレンタカー会社にとっても無視できないビジネスモデルを生み出す原動力となった。
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