英Barclays銀行から2万7000人分の顧客情報が流出した。2011年に廃止した事業部門に関連したデータだという。古いデータであっても外部に流出すれば大きな問題へと発展する。データの安全性と管理性を見直す必要がある。
英国のデータ保護および金融規制当局は、英Barclays銀行が2万7000人分の顧客情報を流出させたとの告発を受け、同行に対する調査を開始した。
この情報流出を報じた英紙The Mail on Sundayは、Barclays銀行の2000人分の顧客ファイルを確認している。
内部告発者によると、同紙に見せた顧客ファイルはサンプルであり、実際に盗難に遭ったのは最大2万7000人分、金額にして約135万ポンドに相当する顧客データベースだという。この告発者は、匿名の悪徳ブローカーの会社からファイルを売ってくれと渡されたと述べている。
こうした個人データは犯罪者に買われ、投資詐欺に利用される。この告発者はこう話している。「この手の不正な取引はシティ(ロンドンの金融街)で横行している。被害が広がる前に公表しようと思った」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...