ユーザーの20〜30%が導入に失敗するセキュリティ製品とは?脅威特定に役立つ「SIEM」導入の難しさと期待

徐々に改良が進む「セキュリティ情報イベント管理(SIEM)」製品。だが多くの企業は、十分な計画を立てずにSIEM製品を導入し、悲惨な結果に終わる例が後を絶たないと米Gartnerは指摘する。

2014年12月08日 08時00分 公開
[Brandan Blevins,TechTarget]

 「セキュリティ情報イベント管理(SIEM)」製品を利用する目的は、さまざまなソースのセキュリティイベントデータを関連付けることで、脅威の特定に役立てることだ。だがあるアナリストは、「SIEM製品導入の失敗は依然として少なくない」と言う。その理由は、企業がSIEM製品を十分に理解しないでSIEM製品を購入していることにある。

 米コネチカット州スタンフォードにあるGartnerのリサーチ部門でディレクターを務めるオリバー・ロッチフォード氏は、2014年8月中旬に公開されたリポートで、SIEM製品導入の失敗につながる最も一般的な問題について詳しく説明している。

SIEM導入が失敗する理由

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...