2015年は何に投資する? 仮想サーババックアップに代わるIT分野とは読者調査で分かった企業の関心事項

TechTargetが実施した「2015年のIT投資の優先度」調査の結果、仮想サーババックアップの優先度が減少していることが分かった。では、企業が次に投資を検討しているのは何か?

2015年04月03日 08時00分 公開
[Antony AdsheadComputer Weekly]
Computer Weekly

 英国企業のIT部門は、仮想サーババックアップの話題になると、「もう導入済み」と答えることが増えている。一方、ディザスタリカバリ、クラウドストレージ、SSDストレージの導入数も急速に増え続けている。

Computer Weekly日本語版 4月1日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 4月1日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 この傾向は、TechTargetが実施した2015年版IT優先度アンケートにおいて、「予定している2015年のIT投資の優先度」について英国内111人のIT専門家に質問した結果明らかになった。

 2015年、仮想サーババックアップの優先度が高いと答えた回答者は28%。これは2014年の調査の36%、2013年読者アンケートの41.5%から減少したことになる。

 サーバ仮想化により1つの物理デバイスで実行される多数の仮想サーバに対処するため、組織は従来のバックアップシステムを見直すことを余儀なくされてきた。この調査から、仮想サーババックアップへの対処を終えた組織が増えていることが分かる。これとほぼ同じ割合(26%)の回答者が仮想環境用ストレージを2015年の重要プロジェクトに挙げている。

 だが、調査ではストレージとバックアップに関わる幾つかの項目の優先度はここ数年変わらず、同様に重要視されていることも明らかになった。

ディザスタリカバリへの関心が高まる

 一例として、ディザスタリカバリは回答者の45%が重要プロジェクトに挙げている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。