インターネットを積極的に活用する自動車“コネクテッドカー”が増大すると、トラフィックが増大して深刻な影響が出る、そんな調査結果が発表された。ネットワーク事業者の見解は?
ネットワーク分析企業の米TEOCOが委託した調査によると、路上を走るコネクテッドカー(訳注)の数が増え続けると、今後10年でモバイルネットワークに深刻な影響が起きる恐れがあるという。コネクテッドカーが原因で、携帯電話の基地局の多くでデータトラフィックが97%増加することが予想されるというのだ。
訳注:インターネットに常時接続し、さまざまな面でデータを活用する自動車。
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コネクテッドカーは、IoT(モノのインターネット)の初期の重要なユースケースだ。世界中の自動車メーカーが競ってコネクテッドカーを市場に投入しようとしている。中でも仏ルノーとスウェーデンのボルボのコネクテッドカーは、バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2015」で、インターネットに接続される車両の可能性について大きな興奮を持って迎えられた。
今回の調査を行った英Machina Researchの創業者マット・ハットン氏によれば、コネクテッドカーの動作はスマートフォンとは異なり、ネットワークトラフィックのパターンが時間帯で大きく変化する。そのため、通信事業者は「さまざま課題が混在した状態」で突き付けられるという。
ハットン氏によると、幹線道路沿いにある一部の携帯電話基地局は、ピーク時にエリアを通過する大量の車への対処で悪戦苦闘することになる恐れがあるという。
「コネクテッドカーによって特定区間のネットワークトラフィックが定期的に急増し、なおかつそれが対処できないほどだとしたら、サービスレベル契約(SLA)を守り、優れた品質のサービスを提供している通信業者に影響が出る」と同氏は語る。
米AT&T MobilityのIoT部門担当上級部長クリス・ペンローズ氏は、英ロンドンで開催された「Wi-Fi Global Congress」でComputer Weeklyのインタビューに答えた。
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