特定企業を狙う標的型攻撃の猛威が、企業はもちろん、セキュリティ業界にも異変をもたらしつつある。セキュリティ業界では何が起きているのか。企業が取り得る対策とは。徹底解説する。
「ファイアウォールや侵入検知システム(IDS)、侵入防御システム(IPS)、マルウェア対策などの従来技術では、標的型攻撃は検知できない」――。米IT調査会社Gartner副社長のニール・マクドナルド氏は、こう指摘する。
標的型攻撃では、未知のマルウェアが利用されることも少なくない。既知の攻撃を前提としたセキュリティ対策では、標的型攻撃の脅威を払拭できないのは、このためだ。とはいえ、従来型セキュリティ製品の多くは、既知の攻撃を前提としている。企業に打つ手はあるのか。
状況を打破する可能性があるのは、マクドナルド氏が提唱する「アダプティブセキュリティアーキテクチャ」という考え方だ。この実現に寄与するセキュリティ製品も登場しているものの、こうした製品市場では、従来の大手セキュリティベンダーが先進性を発揮できていないという。
一方でフィッシング攻撃は、サイバー攻撃を成功させるための最も効果的な手段として存在し、セキュリティ担当者の長年の悩みの種となっている。これに対して、新興のフィッシング対策製品は、従来と違いフィッシング攻撃を社員にシミュレーションし、組織のフィッシング対策を支援することを目指している。果たしてこの方式で、対策の効果が発揮されるのだろうか。
TechTargetジャパンの人気記事を再構成した本資料で、セキュリティ業界の今を追う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...