2015年08月20日 08時00分 公開
特集/連載

Windows 10リリースでも晴れないPC市場を覆う悲観論斜陽のPC業界に打つ手なし

かつては、WindowsのバージョンアップがPCの買い替え需要を支えてきた。しかし、Windows 10にはPC業界を長期的に成長させる力はなさそうだ。アナリストの悲観的な予想とは?

[Caroline Donnelly,Computer Weekly]
Computer Weekly

 「Windows 10」のリリースは、(一時的な効果はさておき)PC市場の長期的な傾向を変えるほどの影響はなさそうだと調査会社の米Gartnerは予測する。

 同社はこのほど、2015年第2四半期時点のIT支出の予測を発表した。それによると、Windows 10のリリースは2016年の前半まではPCの売上増の原動力となるだろう。ただしその勢いは、PC市場全体が縮小の一途をたどっている現在の流れを変えるほどではなさそうだ。

Computer Weekly日本語版 8月19日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 8月19日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 このリポートの作成責任者ジョン=デイビッド・ラブロック氏が本誌Computer Weeklyのインタビューに応じて語ったところによると、直近の1年半(18カ月)はWindows 10のリリースを見越して、ユーザーがPCリプレースのタイミングを先延ばしにする傾向が見られた。対して2016年のPCの売り上げは、総じて横ばいとなりそうだという。

 「言い換えると、2016年は(PC業界にとって)いい年になりそうだ。PCの売上額に関していえば、横ばいは現在の基準では上向きと同義だからだ。ただし全般的には、まとまった台数の新規購入需要が発生する要因は見当たらない。売り上げが増えるとすれば、主に既存PCのリプレースによるものだろう。Windows 10がPC業界の救世主となるというシナリオは、単なる願望に終わるのではないか」と同氏は語る。

ITmedia マーケティング新着記事

news024.jpg

CEOと従業員の給与差「299倍」をどう考える?
今回は、米国の労働事情における想像を超える格差について取り上げます。

news153.jpg

日立ソリューションズが仮想イベントプラットフォームを提供開始
セミナーやショールームなどを仮想空間上に構築。

news030.jpg

経営にSDGsを取り入れるために必要な考え方とは? 眞鍋和博氏(北九州市立大学教授)と語る【前編】
企業がSDGsを推進するために何が必要なのか。北九州市立大学の眞鍋和博教授と語り合った。