ランサムウェアに対する防御策を講じておけば、会社が攻撃を受けた場合でも経費や時間が削減できる。事業継続と災害復旧、セキュリティチームが連携した事前の対策が肝心だ。
ランサムウェアは現代の情報セキュリティにとって最大級の懸念になっている。悪意のあるコードをシステムに植えつけてユーザーによるデータへのアクセスを妨害し、身代金を要求する。事業継続の観点から、これはあらゆる組織にとって重大なリスクを生じさせる。
重要なシステムやデータにアクセスできなくなったり、犯人から機密情報を暴露すると脅されたりすれば、組織がビジネスを行う能力に損害が生じ、さらに重大なことに、評判や競争力にも傷がつく。
情報セキュリティ計画や事業継続計画を参考に、ランサムウェアを阻止して組織のデータを守るために役立つ対策を以下に紹介する。
組織を運営するために必要な電子システムやデータなどの知的財産を洗い出し、どれが失われた場合に組織の評判に傷がつくかを見極める。その資産について確実なバックアップを取り、非常時に取り出せるよう、別の場所に保存する。
1日のうちに動的に変化するシステムやデータについては、データのミラーリングや複製などの技術を使って1日数回のバックアップを行い、最新の資産が保持されるよう徹底する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
クラウド利用が当たり前となった今日、セキュリティ対策もまたクラウド環境に適したものでなくてはならない。とはいえ、大量のデータポイントが生成されるクラウド領域にあって、その全てのポイントを網羅するのは並大抵のことではない。
ビジネスでのAPI利用が進むにつれ、そのAPIを標的としたサイバー攻撃も増加している。それらに対抗するためには、「シャドーAPI」や「ゾンビAPI」を洗い出し、セキュリティ対策を徹底する必要がある。その正しい進め方を解説する。
ある調査で企業の61%がセキュリティ優先事項のトップ3に挙げるほど、重要度が高まっているアイデンティティー管理・保護。その中で昨今注目されているのが「IGA」というアプローチだ。そのメリットや、導入方法を解説する。
DX推進によってさまざまなビジネスシーンでデジタル化が加速しているが、そこで悩みの種となるのがセキュリティの担保だ。リソースやコストの制限も考慮しながら、DXとセキュリティを両輪で進めるには何が必要になるのか。
サイバー攻撃が巧妙化し、セキュリティチームとSOCは常に厳戒態勢を取り続けている。さらにデジタルフットプリントの拡大に伴い、セキュリティデータが絶え間なく往来する事態が生じている。このような状況に対応するには、SOARが有効だ。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...