Androidの無線LANはまだ危険? WPA2脆弱性「KRACK」問題の終わりが見えないセキュリティパッチ配信でトラブルか

GoogleはAndroidのアップデートを公開し、無線LANセキュリティプロトコルの脆弱性「KRACK」に対処した。だがアップデートを巡って混乱があり、エンドユーザーは自分のデバイスが安全かどうか分からない状況にある。

2017年11月16日 05時00分 公開
[Michael HellerTechTarget]

関連キーワード

Android | Google | 脆弱性 | 無線LAN


画像 AndroidユーザーはいまだKRACKの“悪夢”から解放されていない

 Googleは直近でリリースしたモバイルOS「Android」のアップデートに、無線LAN関連の脆弱(ぜいじゃく)性「KRACK」を修正するセキュリティパッチを盛り込んだ。そのセキュリティパッチが、いつエンドユーザーのデバイスへ配信されるのかは、はっきりしない。

 KRACKの脆弱性を発見した研究チームは公表時点で、これを悪用した攻撃は「特にLinuxとAndroid 6.0に対して壊滅的」だと言明。LinuxやAndroidでは「だまされて、値が全てゼロの暗号鍵を(再)インストールさせられる」恐れがあると指摘していた。

 Googleは2017年11月に公開したアップデートに、AndroidのKRACKの脆弱性に対するセキュリティパッチを盛り込み、Android 5.0.2〜8.0の各バージョンで問題を修正した。だがエンドユーザーは、このセキュリティパッチの配信を巡ってトラブルに見舞われている。

ITmedia マーケティング新着記事

news119.jpg

ネスプレッソ幹部に聞く「マーケティングとサステナビリティーは両立可能か?」
Marketing DiveはNespresso USAでマーケティング担当バイスプレジデント兼サステナビリテ...

news028.jpg

生成AI活用の成否を決める「プロンプトエンジニアリング」 知っておくべきポイントとは?
マーケティング領域で進む「AIシフト」に取り残されないため、どうすればいいのか。今回...

news124.jpg

マーケティングを「リアルタイム」に進化させるために何から始めればいい?
2024年9月に米ラスベガスで開催されたBrazeの年次イベント「Forge 2024」の会場で、同社...