情報セキュリティ対策をしたくても、ITに詳しい人が社内外にいなくて困っている中堅・中小企業は多いのではないでしょうか。「知識不足」と「ヒト、モノ、カネ不足」の問題が目の前にあっても、対策は待ったなしの状況。予算を握る上司を説得するために、サイバー攻撃の事例を紹介しながら、その効果的な対策につながる情報セキュリティ製品を分かりやすく解説します。
あなたは会社や自宅で、無線LANを利用していますか。普段からノートPCやタブレットなどを持ち歩いている方は、社内の無線LANを利用しているケースがあるかもしれません。
オフィスにケーブルを張り巡らせる工事が必要な有線LANに比べると、無線LANは部分的なケーブル配線工事のみで済むというメリットがあります。近年では、大容量データや動画などもストレスなく利用できるほどに無線LANの通信速度は向上しています。モノのインターネット(IoT)時代では、無線LAN通信は当たり前となり、スマートフォンのパケット通信量を節約するために会社や自宅、公共施設の無線LANを利用するといった状況も一般的です。今や無線LANは社会インフラとしての地位を確立しました。
かくいう筆者も、持ち歩いているノートPCを有線LANに接続することは、ほとんどなくなりました。試しに、直近1カ月(30日)の無線LAN利用状況を調べてみると(注1)、およそ13GBものデータを無線LAN経由で利用していました。動画配信などデータ容量を大量にやりとりするサービスを利用しているわけではないのにこの通信量ですから、今後もますます通信量が増えていくことでしょう。
注1:無線LANの利用状況は、「Windows 10」の場合、歯車アイコンの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データ使用状況」で確認できます。
ユーザーにとっては手軽に簡単、すぐ使えて便利な無線LANですが、セキュリティ対策が脆弱(ぜいじゃく)なまま利用しているケースが後を絶ちません。
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