「Windows 10 April 2018 Update」の注目機能まとめ 「集中モード」とは?生産性、セキュリティ、運用性の視点で整理(1/2 ページ)

「Windows 10」の最新アップデートは、ITプロフェッショナルにとってもエンドユーザーにとっても役に立つ。例えばエンドユーザーには、仕事に打ち込みやすくする「集中モード」が便利だ。

2018年05月19日 05時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]

関連キーワード

Microsoft Edge | Windows | Windows 10


画像

 春は生まれ変わりの季節だ。花が咲き、雪が解け、人々は屋外での活動を始める。Microsoftもこの精神にのっとり、「Windows 10」の最新アップデートをリリースした。このアップデートは、企業に生産性やセキュリティ、効率性をもたらす。

 Microsoftは「Windows 10 Fall Creators Update」に続く今回のアップデートを「Spring Creators Update」と名付けるだろうというのが、大方の予想だった。だがリリースが2018年春にずれ込んだWindows 10 Fall Creators Updateとの混同を避けるため、同社は「Windows 10 April 2018 Update」という名前を選んだ。

 ITプロフェッショナルには、屋外に出て春のうららかな日差しを楽しむ前に、新しい機能と、それらがエンドユーザーの生産性やプライバシーに及ぼす影響について理解しておくことをお勧めする。

エンドユーザーの生産性

 Microsoftは2017年に発表した「タイムライン」を、Windows 10 April 2018 Updateでついにリリースした。タイムラインでタブキーとWindowsキーを同時に押すと、最近使用したアプリケーションと、そのアプリケーション内で使用していた具体的なファイルを示すウィンドウが表示される。

 タイムラインは、デスクトップでの作業をモバイルデバイスで素早く再開できるようにする。ただしエンドユーザーは「Microsoftアカウント」にサインインしている必要がある。使用していたアプリケーションとファイルをタイムラインに追跡させない場合は「設定」の「プライバシー」セクション内にある「アクティビティの履歴」で無効にできる。

 MicrosoftはWindows 10 April 2018 Updateで「非通知モード」の名称を変更した。この機能は「集中モード」と呼ばれるようになる。

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

新着ホワイトペーパー

事例 New Relic株式会社

「モンスト」を安定稼働させるプロアクティブな運用体制を構築、MIXIの実現方法

人気スマートフォンゲーム「モンスターストライク」を提供するMIXIでは、サーバに高負荷が発生する時期でもゲームの安定稼働を維持することが、重要な課題となっていた。これを解決すべく、同社が採用したアプローチとは?

事例 株式会社 アクティファイ

第一電子の事例に学ぶ、PCキッティング作業を大幅に効率化する方法

大規模のキッティング案件を扱う中、一層の効率化が課題となっていた第一電子。新たなキッティングツールの導入により、作業の高速化に加えて保守の観点からもメリットの高いサービス提供が可能になったという。

製品資料 株式会社 アクティファイ

キッティング作業の効率化は「自動化」と「高速配信」がポイント

業務用PCの台数が増えるほどキッティング作業の負担は増大する。効率的な作業を実現するには、自動化可能なマスターイメージを作成し、迅速にデプロイできる環境を整える必要がある。

製品資料 日本アイ・ビー・エム株式会社

【動画で学ぶ】可観測性と自動化でシステム開発と運用の動きを変える

複雑化するシステムの開発と運用で課題となるのは「情報の偏在」や「増える管理対象と増えない人材」。本動画では、自動化や可観測性ツールがどのようにこれらの課題を解消できるのか解説する。

製品資料 日本アイ・ビー・エム株式会社

あらためて、オブザーバビリティーが必要な理由とは?

オブザーバビリティー(可観測性)がビジネス成果にどのように直結するかを、豊富なデータとともに分かりやすく解説する。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...