「iOS 11」のカメラアプリに脆弱性が見つかった。最新版では修正済みであるこの脆弱性は、どのように悪用される可能性があるのか。どうすれば問題を回避できるのか。
Apple「iOS 11」の標準カメラアプリケーションで先ごろ、QRコード読み取り処理に関する脆弱(ぜいじゃく)性が発見された(最新版の「iOS 11.3.1」で修正済み)。攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用するのか。ユーザーが取るべき対策は何か。
iOS 11のカメラアプリでは、ユーザーがQRコードにカメラをかざすと、自動的にQRコードをスキャンして、通知領域にスキャン結果を表示する。攻撃者は、脆弱性を悪用して通知内容を偽装する不正なQRコードを用意。ユーザーがこのQRコードのスキャン後に現れる通知をタップすると、通知の記載内容とは異なる悪質なWebサイトが表示され、機密情報の入力を促される恐れがある。
この手口の攻撃は、攻撃者によってQRコードに埋め込まれたURLから、カメラアプリのQRコードリーダのURLパーサ(構文解析プログラム)が検出するホスト名と、標準Webブラウザ「Safari」が検出するホスト名が異なる場合に、成功する可能性がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
セキュリティ対策チームの57%が人材不足の影響を受けているといわれる昨今、インシデントや脆弱性への対応の遅れが、多くの企業で問題視されている。その対策として有効なのが「自動化」だが、どのように採り入れればよいのだろうか。
さまざまなITツールの導入が進んだことで、脅威アクターにとっての攻撃対象領域も拡大し、ランサムウェア攻撃が増加し続けている。しかし、多くの企業で対応が後手に回ってしまっている。この状況から脱却するにはどうしたらよいだろうか。
世界中の企業が取り扱う個人データには、不正使用による悪影響やデータ侵害による被害といったリスクが付き物だ。今やグローバル課題となった適切なデータ利用と保護を実現するためのアプローチを、具体的に解説する。
サイバー脅威に対するレジリエンスと脆弱性管理を強化することは、多くの企業にとって喫緊の課題になっている。リソースとコストが限られている中で、効果的に進めるにはどうすればよいのか。そのヒントを解説する。
激化するサイバー攻撃に対抗すべく複数のセキュリティツールを導入する企業は多いが、アラート対応に追われたり、データ管理が煩雑になったりといった、新たな課題に悩むケースも少なくない。これらを解決するための6つのステップとは?
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...