Appleが2018年6月に開催した「Worldwide Developer Conference」(WWDC)の発表の中から、「Apple Business Manager」など、あまり光が当てられていないエンタープライズ管理機能を紹介する。
Appleが法人市場への進出を深める中で、「iOS 12」はAppleエンタープライズデバイスの管理負担を軽減してくれるかもしれない。
同社はまた、Appleエンタープライズデバイスの管理を支援するITプロフェッショナル向け新プログラム「Business Manager」をリリースした。これは「Apple School Manager」のエンタープライズ版という位置付けで、両製品とも共通して以下のような機能を備えている。
ただ、Apple School Managerと違って、Apple Business ManagerではIT部門が従業員のApple IDを指定することはできない。Apple Business Managerは、サードパーティーエンタープライズモバイル管理プロバイダーが提供する多くの機能やリアルタイムのアップデート機能の代替にはなりそうにない。だが、「Apple Device Enrollment Program」や「Volume Purchase Program」の代替としては有効かもしれない。
IT部門がBusiness Managerでデバイスを登録すれば、MDMプラットフォームを使ったポリシーや機能の割り当て、管理といった、Appleエンタープライズデバイス管理の作業をこなすことができる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...
営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...
D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...