大量のデータ処理を必要とするアプリケーションには、専用OS、すなわちリアルタイムOS(RTOS)の方が役に立つかもしれない。この種のOSには幾つかの選択肢がある。
高性能のCPUや高速スケールアウト機能が求められるアプリケーションでは、汎用(はんよう)OSを排して専用OSを使うメリットがあるかもしれない。
現在、一般的なOSには「Windows」「macOS」「iOS」「Android」「Linux」などがある。こうした汎用OSは、いずれも独立して開発された各種のアプリケーションに対応し、幅広い機能が利用できる。
アプリケーションは大抵の場合、IT部門が採用するOSと連動する形で開発される。たとえDockerコンテナで運用するWebアプリケーションであっても、一般的には特定のOSやWebサーバやデータベースと連動させる。クロスプラットフォームアプリケーション開発という選択肢もあるものの、IT部門がいずれ採用する予定のOSやライブラリスタックを使ってアプリケーションを開発した方が効率のいいこともある。汎用OSを使ってアプリケーションを構築した方が、開発ツールが充実していることからプログラミングの生産性が高く、利用できる人材も豊富なため開発コストを抑えられるかもしれない。
ただし本番環境では生産性が低下する。これは、汎用OSが極めて非効率的で、そのアプリケーションが必要とせず、使うこともない機能のためにリソースを大量に消費することが原因だ。
利用可能なOSに関しては、IT業界が検討すべき選択肢は他にもある。
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