Microsoftは「Windows Server 2019」に、「ソフトウェア定義データセンター」(SDDC)の構築に役立つ多様な機能を盛り込んだ。どのような機能があるのだろうか。
データセンターのインフラを丸ごと仮想化し、ソフトウェアで構成可能にする「ソフトウェア定義データセンター」(SDDC)は、さまざまな仮想化製品で構成される。MicrosoftはSDDCの構想を企業にとって現実的なものとするために、サーバOS「Windows Server」の最新版で関連機能の強化を図った。
SDDC環境では最低でも、サーバリソースを仮想化するための「ハイパーバイザー」と、ストレージをソフトウェアで構成する「ソフトウェア定義ストレージ」(SDS:Software Defined Network)製品、ネットワークをソフトウェアで構成する「ソフトウェア定義ネットワーク」(SDN:Software Defined Network)製品が必要だ。その全てをソフトウェアで統合管理する。
最新版のWindows Serverである「Windows Server 2019」のSDDC関連機能は、ハイパーバイザーの「Hyper-V」やストレージコンポーネント用の「記憶域スペースダイレクト」(S2D:Storage Spaces Direct)などを活用する。サーバ管理ツールの「Windows管理センター」(Windows Admin Center)は管理インタフェースを提供する。Microsoft製品をベースにしたSDDCの構築には、製品認定プログラム「Windows Server Software-Defined」(WSSD)の認定済みハードウェアを使用する。
現在のWindows Serverは仮想化機能をはじめ、リソースをプールするために必要な幅広い機能を提供する。かつてデータセンターのハードウェアの設定や管理に必要だった、手作業の必要性を軽減している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...
Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...
Yahoo!広告における脱デモグラフィックの配信・分析を実現 電通が「DESIRE Targeting」を提供開始
電通の消費者研究プロジェクトチームは、消費者を理解し、Yahoo!広告の配信や分析を実施...