脆弱な暗号鍵をBluetoothデバイスに強制する方法が見つかった。攻撃者が「中間者攻撃」を仕掛け、デバイスから情報を盗み取る恐れがある。
研究チームがBluetoothに関する脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2019-9506)を発見した。全てのBluetoothデバイスが影響を受けるという。攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、データの送信者と受信者の間に割り込み、データの傍受や改ざんをする「中間者攻撃」につながる恐れがある。
発見者はシンガポール工科デザイン大学(Singapore University of Technology and Design)の大学院生ダニエル・アントニオリ氏、セキュリティ研究機関Helmholtz Center for Information Security(CISPA)の教授であるニルス・オレ・ティッペンハウアー氏、オックスフォード大学(University of Oxford)コンピュータサイエンス学部准教授のカスパー・ラスムセン氏だ。彼らは「The KNOB is Broken」と題した論文の中で、この脆弱性を利用した攻撃手法を「Key Negotiation of Bluetooth」(KNOB)攻撃と命名した。
論文は、KNOB攻撃の仕組みを次のように説明する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。