本当は怖いテザリング リスクと対策は便利だが使い所に注意

従業員が気軽にモバイルデバイスのテザリングを利用しているとしたら、それを黙認してはならない。そこにはセキュリティのリスクがある。

2018年12月22日 05時00分 公開
[Matt SchulzTechTarget]
画像

 従業員がテザリング、つまり持ち運び可能な無線アクセスポイントを利用したいと考えた場合、十分なセキュリティ強化策が必要だ。

 テザリングとは、モバイルネットワークに接続しているデバイスを介して、別のWi-Fi接続可能デバイスをインターネットに接続することだ。例えばノートPCやタブレットを、モバイルネットワークに接続済みのスマートフォンと接続することで、インターネットへアクセスできるようにする。機器同士の接続にはBluetoothなどが利用できる。ネットワークへの接続が必要になった際、やむを得ずこうしたテザリングを使うことがある。

 テザリングはデータの転送速度が遅く、データ使用量やバッテリー消費量が増加するため、最近はあまり利用されなくなった。それでも外出先などでテザリングを使いたくなる場合がある。しかしテザリングは回線の盗用や不正アクセス、ハッキングの被害につながる危険性があるため、注意が必要だ。

テザリングのリスクと対策

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...

news023.jpg

世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...