「ハイパースレッディング」の無効化が必要? Intel製CPUの脆弱性対策とはCPU脆弱性「MDS」の脅威と対策【後編】

悪用されると、本来見えないはずのデータが見えてしまう可能性もあるという、Intel製プロセッサの脆弱性「Microarchitectural Data Sampling」(MDS)。その対策はどう進めればよいのか。専門家に聞いた。

2019年09月30日 05時00分 公開
[Mekhala RoyTechTarget]

関連キーワード

Intel(インテル) | 脆弱性


画像

 前編「Intel製CPUを攻撃する『ZombieLoad』の脅威 見えないはずのデータが見える?」は、2019年5月中旬に明らかになった、Intel製プロセッサの新たな脆弱(ぜいじゃく)性について解説。その脆弱性に対する4つの概念実証(PoC)攻撃「ZombieLoad」「Fallout」「Rogue In-Flight Data Load」「Store-to-Leak Forwarding」がもたらす脅威を説明した。

 ウースター工科大学(WPI:Worcester Polytechnic Institute)で電気およびコンピュータ工学部の教授を務めるバーク・スナー氏によると、Intelが「Microarchitectural Data Sampling」(MDS)と呼ぶ上記の脆弱性は、CPUの中核を成す基礎の脆弱性だ。そのため解決には時間がかかり、アーキテクチャの最下層での修正が必要になるという。

信頼できないコードが実行されないようにする方法

ITmedia マーケティング新着記事

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...

news058.jpg

アドビ、Adobe Firefly機能搭載の「Adobe Express」モバイル版アプリを一般提供
アドビは、生成AI「Adobe Firefly」の機能を利用できる「Adobe Express」モバイル版アプ...