「CASB」とは? クラウドセキュリティを強化する4つの役割「シャドーIT」をあぶり出す

クラウドセキュリティの重要性が高まるにつれ、「CASB」(Cloud Access Security Broker)の勢いも増している。その主要な4つの役割を紹介する。

2019年12月24日 05時00分 公開
[Kevin TollyTechTarget]

 二要素認証や高度な暗号化など、さまざまな技術のおかげでクラウドの安全性は高まっている。中でも注目したいセキュリティ技術が「CASB」(Cloud Access Security Broker)だ。CASBはクラウドサービスへのログインだけでなく、他のセキュリティ機能を制御あるいは管理するための統一的な手法を提供する。CASBが果たす次の4つの重要な役割を、以下で紹介しよう。

  1. ログイン時のセキュリティ対策
  2. シャドーITの管理
  3. データセキュリティ対策
  4. 脅威からの保護

CASBの主な役割1.ログイン時のセキュリティ

 CASBは、ログインや設定できるパスワードの制限などをチェックするための一貫したポリシーの導入を後押しする。例えば強力な多要素認証をはじめ、一般的なクラウドサービスでは利用できるとは限らないセキュリティ機能を追加できる。安全な職場環境を実装するには、強力かつ安定したセキュリティポリシーを用意することが欠かせない。

CASBの主な役割2.シャドーITの管理

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